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フォトグラファーになったわたし


2010年、先生を辞めて、フォトグラファーになりました。

入社したそこは

結婚写真専門のSTUDIOで

いまは師匠と勝手に呼んでいる"彼"の写真が好きで

近くで撮っている姿をみれたら♡

と思って面接に行きました。

当時は全国に2?3?店舗だけの会社でした。

趣味でしか撮っていないわたし、

なぜかフォトグラファーとして採用されました。

(アシスタントしたかったんだけどな笑)

その会社は現在

何店舗あるの!?ってくらい大きな会社へ。

当時、会社は成長過程にあり、

師匠や先輩は、惜しみなく技術を盗ませてくれました。

フォトグラファーもどんどん増えました。

毎日新しいことをして、日々進化していたように思います。

撮影に慣れてきて少し自信も付いたころ。

1日に何組ものお客様の写真を撮り編集し

1年経ったらお客様のお名前はうろ覚え。

こなす作業になってきた自分に嫌気がさし

涙が止まらなくなりました。

入社から約2年。

STUDIO退職。

師匠や先輩や同僚に、たくさん迷惑をかけました。

辞めるのも、ちょっと早いと思いました。

でも

一緒に人生を歩もうと決意されたお二人に

もっと「深く」「丁寧に」「ゆっくり」

関わっていきたいと想っている

ということに気づかせていただきました。

師匠の下を離れ、自力でやろう、と決めてからが

ほんとうの戦いでした。

その戦いは、きっと死ぬまで終わらない。

いまも。


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